ブレーブスがリーグ新の29得点 デュバル3本塁打9打点の大暴れ

【マーリンズ9-29ブレーブス】@トゥルイスト・パーク

ブレーブスはアダム・デュバルが今月2度目の1試合3本塁打を達成するなど、打線が23安打29得点と大爆発。先発のトミー・ミローンが4回途中8失点で降板したのを物ともせず、マーリンズに29対9で大勝した。ブレーブス2番手のグラント・デイトンが今季2勝目(0敗)、3番手のブライス・ウィルソンがメジャー初セーブを記録。マーリンズ先発のパブロ・ロペスは今季4敗目(3勝)を喫した。

ブレーブスの選手たちが塁上を駆け巡り、三塁ベースコーチのロン・ワシントンは大忙しの1日だった。それもそのはず、1試合29得点は近代野球(1900年以降)におけるナショナル・リーグ記録を更新。2回裏に記録した1イニング11得点は今季メジャー最多の数字となった。

5回までに22点を奪ったブレーブスは、6回裏にロナルド・アクーニャJr.が走者一掃の3点タイムリー二塁打を放ち、ミルウォーキー・ブレーブス時代の1957年9月2日(対カブス)に記録した1試合23得点の球団記録を更新。5回までに22得点を記録するのは、1978年6月26日のオリオールズ戦で5回までに24点を奪ったブルージェイズ以来42年ぶりの快挙となった。

デュバルは日本時間9月3日のレッドソックス戦に続いて今月2度目の1試合3本塁打を達成。10日以内のスパンで2度の1試合3本塁打を達成するのは、ナ・リーグでは1938年のジョニー・マイズ(当時カージナルス)以来82年ぶりの快挙であり、同じ年の9月に2度の1試合3本塁打を達成するのは、メジャー史上初の快挙となった。

また、1試合3本塁打を2度達成するのは球団史上初の快挙。これまで1試合3本塁打を複数回達成したブレーブスの選手は1人もいなかった。さらに、デュバルは2回裏に11号2ラン、5回裏に12号3ラン、7回裏に13号グランドスラムを放ったが、1試合で2ラン、3ラン、グランドスラムをこの順に放ったのはメジャー史上初の快挙である。

ブレーブスはスタメン9人のうち、デュバルを含む8人がマルチ安打、そのうち5人が3安打を放ち、デュバルは9打点、フレディ・フリーマンも6打点を叩き出す大活躍。29得点のうち18得点は本塁打によるものだったが、これはメジャータイ記録となっている。「29対9」というスコアで試合が終わるのはメジャー史上初だった。

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