波乱に満ちた2019-20シーズンを終えたトッテナム・ホットスパーは、ジョゼ・モウリーニョ監督の下でトロフィーの渇望を過去のものしようとしている。コロナウイルスによるパンデミックから再開後にチームの強さを証明したスパーズは、新シーズンにスタジアムのキャビネットにトロフィーを提供する事ができるか。
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トッテナムの立ち位置は?
昨シーズンのトッテナムは負傷者の続出やフォームのトラブルにより不振に喘いだ時期があったものの、中断期間を利用してコンディション回復に努め再開後は勝ち点を積み重ねた。新シーズンには負傷者が復帰を果たし、ハリー・ケインも健康は状態で開幕戦を迎える。移籍市場ではピエール=エミル・ホイビェアやマット・ドハーティを獲得して手薄なポジションを補強し、昨シーズン以上の成績を残せると北ロンドン周辺では楽観的な見方があるのは間違いないだろう。
改善点は?
リーグ6位フィニッシュと平凡な順位で終わってしまったトッテナムにとって、取り組むべき最大の課題はゴール数の増加だ。得点数は3シーズン連続で減少しており、さらにクリスティアン・エリクセンの退団以来チャンスの創出は稀に。創造力に富んだMFの獲得は、今夏の市場でリストアップする必要がある。
トッテナムにとって新シーズンの成功は?
トッテナムは再びチャンピオンズリーグでプレーする必要があり、新スタジアムはヨーロッパのトップで争うことを目的の一つとして建設された。ホワイト・ハート・レーン時代にはアーセナルより上の順位で終わらせるれば上出来だとジョークを飛ばしていたが、今では北ロンドンの2チームは肩を並べていて、トップ4フィニッシュはもはやノルマとなっている。