アスレチックスが首位独走 2位アストロズと6.5ゲーム差に

【アストロズ1-3アスレチックス】@オークランド・コロシアム

アメリカン・リーグ西部地区首位のアスレチックスと2位アストロズによる直接対決は、アスレチックスが6回裏にマット・オルソンの12号2ランで逆転に成功。3対1でアストロズを破り、5連戦を4勝1敗で終えた。今季の直接対決10試合はアスレチックスが7勝3敗で勝ち越し。アスレチックスが2位に6.5ゲーム差をつけるのは、2013年9月25日(現地時間)以来7年ぶりのことである。

ホゼ・ウルキディ(アストロズ)とショーン・マネイア(アスレチックス)の好投により5回まで両軍無得点となった一戦は、6回表にアストロズが連打で無死一・三塁のチャンスを迎え、マーティン・マルドナードの併殺打の間に1点を先制。しかし、直後の6回裏にアスレチックスがオルソンの一発で試合をひっくり返し、7回裏にはチャド・ピンダーのタイムリーで3点目を奪った。

マネイアは7回2安打1失点の好投で今季4勝目(2敗)。8回表を2番手のジェイク・ディークマン、9回表を3番手のリアム・ヘンドリックスが無失点に抑え、ヘンドリックスには今季12セーブ目が記録された。一方、6回2安打2失点と好投したウルキディは、オルソンの一発に泣き、今季初黒星(0勝)を喫している。

アスレチックスのボブ・メルビン監督は「5試合のうち4試合も勝てたのは大きい。投手陣も打線もよく頑張ってくれたし、これは我々が求めていた結果だ」と満足げ。7年ぶりの地区優勝に向けて、マジックナンバーは「10」となった。

敗れたアストロズは22勝23敗と黒星が先行。地区4連覇が非常に厳しい状況となっているだけでなく、このまま不甲斐ない戦いが続くようであれば、ポストシーズン進出を逃す可能性すらありそうだ。

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