横浜新港ふ頭さん橋が完成 横浜ハンマーヘッド近く「愛されるように」

横浜ハンマーヘッド近くの岸壁に完成した新港ふ頭さん橋=11日、横浜市中区

 横浜港の観光船向け桟橋「新港ふ頭さん橋」が11日、商業施設やホテルなどが一体となった新港ふ頭客船ターミナル「横浜ハンマーヘッド」(横浜市中区)近くに完成した。設置した市はにぎわいの創出につなげたいとするが、担当者は「観光船がこの桟橋を定期的に利用する予定は現段階ではない」と説明する。

 市によると、桟橋は横浜赤レンガ側の岸壁(水深約8メートル)に設置し、長さ18メートル、幅3.5メートル。

 同日の式典で、市港湾局の中野裕也局長は「観光船用の桟橋が、横浜の観光を盛り上げてもらえればと大いに期待している」。新港ふ頭客船ターミナルの岡田伸浩社長(横浜岡田屋社長)は「新しい『ウミエキ』が多くの皆さんに愛され、利用されるように努力したい」とあいさつした。

 また式典に合わせて、ポートサービス(中区)の「シーバスゼロ」と、ヨコハマグランドインターコンチネンタルホテルの専用クルーズ船で、ケーエムシーコーポレーション(西区)が運航する「ル・グラン・ブルー」が同時停泊した。

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