座間市長選13日告示、12年ぶりの選挙戦か 4選目指す現職に新人挑む

遠藤三紀夫氏(左)と佐藤弥斗氏

 任期満了に伴う神奈川県座間市長選は13日告示される。これまでに立候補を表明しているのは、いずれも無所属で、4選を目指す現職の遠藤三紀夫氏(62)と新人で元市議の佐藤弥斗氏(50)の2人=出馬表明順=で、12年ぶりの選挙戦に突入する公算が大きくなっている。投開票は20日。

 過去2回無投票で再選した遠藤氏は「3期12年の実績を評価してほしい」とし、市民の声を集約して策定した第4次総合計画(2011~20年度)の進捗(しんちょく)具合をアピール。自然災害と新型コロナウイルス感染症による複合災害への備えなどを4期目の公約に掲げる。

 佐藤氏は「市民の声に耳を傾けず、停滞する市政の刷新」を訴え、4期目途中の7月に市議を辞職して出馬を表明。市長報酬を20%削減し、医療体制の拡充などコロナ対策強化の財源に充てるとしたほか、医師会と連携した発熱外来急患センターの開設も掲げる。

 1日現在の選挙人名簿登録者数は11万533人(男5万5453人、女5万5080人)。

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