レッズ・カスティーヨが完投勝利 1番復帰の秋山は3打数1安打

【レッズ3-1カージナルス】@ブッシュ・スタジアム

レッズは1回表にジョーイ・ボットーが7号先制2ランを放ち、1点差に詰め寄られた直後の3回表にはエウヘニオ・スアレスのタイムリー二塁打で1点を追加。先発のルイス・カスティーヨにはこの3点だけで十分だった。カスティーヨは112球で9イニングを投げ抜き、カージナルス打線をわずか2安打に封じてチームを勝利に導いた。

好投しながらも勝ちが付かない試合もあり、0勝5敗、防御率4.10という成績で8月を終えたカスティーヨだったが、9月に入って風向きが変わり始めた。前回登板で6回2失点の好投を見せ、今季初勝利をマークすると、今日の試合では4回以降全くヒットを許さず、自身初の完投勝利。レッズの投手が9イニングを完投するのは、2017年のスコット・フェルドマン以来3年ぶりとなった。

レッズは1回表一死からニック・カステヤーノスがヒットで出塁し、続くボットーがライトへの7号先制2ラン。カスティーヨが2回裏に一死二・三塁のピンチを招き、マット・カーペンターのファーストゴロの間に1点を返されたものの、直後の3回表に秋山翔吾のヒットなどで二死一・二塁のチャンスを作り、スアレスのタイムリー二塁打でリードを広げた。

カスティーヨは被安打2、奪三振6、与四球3、失点1という内容で9イニングを投げ抜き、今季2勝目(5敗)をマーク。一方、カージナルス先発のアダム・ウェインライトは6回8安打3失点と試合を作ったものの、打線がカスティーヨの前に沈黙し、今季初黒星(4勝)を喫した。

レッズの秋山は日本時間8月29日のカブス戦以来となる1番に復帰。第1打席はセカンドゴロに倒れたが、第2打席はレフトへのヒットを放ち、スアレスのタイムリー二塁打で3点目のホームを踏んだ。第3打席は四球で出塁したものの、名捕手ヤディアー・モリーナを相手にメジャー初の盗塁失敗。第4打席は空振り三振に倒れ、3打数1安打で今季の打率は.228、OPSは.619となった。

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