伊東四朗&羽田美智子の凸凹父娘コンビ、京都出張再び!

テレビ朝日系では9月20日(午後9:00)に、伊東四朗が演じるたたき上げの刑事・鴨志田新一と、羽田美智子が扮(ふん)するエリート警視の娘・岡崎真実という凸凹父娘コンビの活躍を描く「おかしな刑事」シリーズの最新作が放送される。これまで、東京都北区王子を舞台に描かれてきたが、2020年1月放送の「京都スペシャル」に続いて、今回「京都スペシャル2」が実現した。

前回、東映太秦映画村を訪れた際、“怖い顔つき”を監督に気に入られて鴨志田は役者デビューを果たした。今回、またその悪人面を見込まれ、映画出演のオファーが舞い込んでくるところから物語は始まる。京都を訪れた鴨志田は、撮影所で知り合った能面師・中川光枝(多岐川裕美)にモデルを頼まれたり、大女優に迫られたり、旅館女将・夏井寧子(あめくみちこ)から焼きもちを焼かれたりと、いつになくモテモテな展開に。

時を同じくして、真実も仕事で京都へ。京都近郊ののどかな村で村長を務めるイケメン・吉田謙太郎(前川泰之)といい雰囲気になる真実だったが、そんな中、村内で大手ゼネコン社員の転落事件が発生し、吉田は殺人容疑がかけられてしまう。真実は彼の無実を証明するため、鴨志田と共に真相を探り始める。

前回の「京都スペシャル」同様、監督とキャストが京都・太秦にある東映京都撮影所を訪れ、現地の熟練スタッフと組んで撮影を行うという異例の体制で収録。物語の舞台が撮影所であるため、なかなか見ることができない、映画やドラマ制作の裏側を垣間見ることができる。

また、なんといっても本作で忘れてはならないのが、東映京都撮影所のレジェンド・福本清三の出演。50年以上にわたって、“斬られ役”や“殺され役”を演じ、“5万回斬られた男”とよばれる福本は、ハリウッド映画「ラスト サムライ」にも出演を果たし、その存在感を世界に絶賛された。そんな福本が本人役でチラリと出演。“日本一の斬られ役”のすごみを見せてくれる。

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