観光振興アイデア募集 南島原市、来月2日まで

 南島原市は観光振興を図って「若者」「女性」「市民」の三つの視点から企画案を募る「みんなの観光アイデアコンテスト」の受け付けを始めた。南島原観光の魅力創出につなげ、さらなる誘客を目指す。10月2日まで。
 島原半島南端の同市は、天草諸島と有明海が眼前に広がる風光明媚(めいび)な土地。世界文化遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」を構成する原城跡(南有馬町)をはじめ前浜海水浴場(加津佐町)、イルカウオッチング、特産品の島原手延べそうめんなど地域資源に恵まれている。
 しかし、全国有数の温泉地である雲仙市や、水の都の島原市に比べて知名度が低く「通過型」のエリア。加えてコロナ禍で観光客数が伸び悩み、地域経済に暗い影を落としている。そんな状況を打開しようと、同コンテストを企画した。
 応募資格は同市の観光振興に思い入れのある団体、個人で居住地は問わない。アイデアの企画概要、概算事業費、期待される効果などを提案する。エントリーシートなど応募書類は市の公式ホームページ(https://www.city.minamishimabara.lg.jp/)からダウンロード。
 10月6日に書類審査し、最優秀賞、優秀賞、奨励賞を決定する。副賞は市特産品の詰め合わせを予定。各賞に選ばれたアイデアは来年度以降の観光施策として検討する。問い合わせは市観光振興課(電0957.73.6632)。

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