長崎県警は11日、佐世保市沖新町の佐世保工業高等専門学校(佐世保高専)の生徒33人に「サイバーセキュリティボランティア」の委嘱状を交付した。主に小中学生を対象にサイバー犯罪防止の授業に取り組んでもらう。
2018年から、県内の希望する公私立高校などに委嘱。児童・生徒にインターネットを通じた適切な情報収集や発信方法などを指導してもらっている。
県警サイバー犯罪対策課によると、本年度は同校を含め9校に委嘱。最近のネット環境の課題としては、新型コロナウイルスの影響による長時間使用や、感染者への誹謗(ひぼう)中傷などが想定されるという。
林田克盛同課長が、同校2年山領悠太さん(16)と5年小池勇琉さん(19)の代表2人に委嘱状を交付した。山領さんは「ネットの良い面と悪い面を自分の経験も踏まえて伝えられれば」、小池さんは「年齢が近い分、同じ目線でアドバイスをしていきたい」とそれぞれ抱負を述べた。
サイバー犯罪防げ 佐世保高専生を委嘱 長崎県警
- Published
- 2020/09/14 12:30 (JST)
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