エンゼルス・プーホルス 逆転弾が歴代5位タイの通算660号に

【エンゼルス5-3ロッキーズ】@クアーズ・フィールド

メジャーリーグの歴史上、アルバート・プーホルス(エンゼルス)より多くの本塁打を打った打者は、バリー・ボンズ、ハンク・アーロン、ベーブ・ルース、アレックス・ロドリゲスの4人だけになった。プーホルスは1点ビハインドの8回表にレフトスタンドへの4号逆転2ラン。チームを勝利に導くこの一発が通算660号となり、歴代5位タイのウィリー・メイズに並んだ。

プーホルスは2018年に通算3000安打を達成し、今季はロドリゲスを抜いて通算打点の歴代2位に浮上(打点が公式記録となった1920年以降が対象)。右打者では歴代最多となる通算669二塁打を達成するなど、20年間のキャリアで数々のマイルストーンに到達してきた。650本塁打&650二塁打は史上唯一の大記録であり、通算本塁打数ではついにメイズに追い付いた。

日本時間8月5日に通算659号を放ってから22試合・93打席連続本塁打なしとなかなか節目の一発が出なかったプーホルスだが、「それは気にしていなかった。それを気にすると、多くのボール球に手を出し、空振りし、良いスイングができなかったと思う」と平常心を貫いてきた。「遅かれ早かれ、今年であろうと来年であろうと、いつか達成できると思っていた。時間の問題だった」と冷静にプレーを続け、ようやく節目の一発が生まれた。

エンゼルスは7回終了時点で2対3と1点をリードされていたが、8回表にプーホルスの一発で逆転に成功。9回表は二死一・三塁から三塁ライアン・マクマーンのタイムリーエラーによって1点を追加し、5対3でロッキーズを破った。

エンゼルス先発のアンドリュー・ヒーニーは7回8安打3失点の力投で今季4勝目(3敗)をマーク。プーホルスに逆転弾を浴びたロッキーズ3番手のカルロス・エステベスに今季3敗目(1勝)が記録された。なお、エンゼルスの大谷翔平は出場しなかった。

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