日本もやるじゃないか! 格安なのに当時ポルシェと互角の性能だった
超軽量なモノコックボディに加え、ストラット式サスペションを備えた本気の内容であった。
当時、フェアレディZに先行してジャガー タイプEやポルシェ 911といった世界のスポーツカーと互角に戦える内容であった。それらライバルと比べて超バーゲンプライスだったことから、日本のみならず北米市場で大ウケしたモデルだ。
ちなみに新車価格は84万円、当時の大卒初任給が4万円弱だったことからも、高嶺の花であったのだ。
日本仕様は2LのL型6気筒エンジンを、北米向けには2.4Lと仕向け地によって排気量を変えていたのも成功した理由である。
10年にも及ぶモデルサイクル出会ったが、世界累計販売台数は55万台を記録し、うち国内は8万台であったことから、世界中に日産の名を轟かせた歴史的な一台なのだ。
3連メーターはZのこだわり
【筆者:MOTA編集部 木村 剛大】