ジャイアンツ解雇のサンドバル ブレーブスとマイナー契約へ

日本時間9月11日にジャイアンツを解雇されたパブロ・サンドバルがブレーブスとマイナー契約を結ぶことで合意したことが明らかになった。サンドバルは正式に契約を結んだあとブレーブスのマイナーキャンプに合流し、メジャー昇格の機会を待つことになる。メジャーリーグ公式サイトでブレーブスの番記者を務めるマーク・ボーマンは「現状ではサンドバルはブレーブスのアクティブ・ロースターにフィットする存在ではない」と伝えており、選手層を厚くすることが目的の動きと言えそうだ。

現在34歳のサンドバルは、今季ジャイアンツで33試合に出場して打率.220、1本塁打、6打点、OPS.546と低調なパフォーマンスに終始し、日本時間9月11日に解雇されていた。ポストシーズンでは通算打率.339、6本塁打、OPS.935の好成績を残し、3度のワールドシリーズ制覇を経験しただけでなく、2012年にはワールドシリーズMVPを受賞しており、ブレーブスにとってポストシーズンで貴重な戦力となる可能性は十分にある。

ブレーブスはフレディ・フリーマンが一塁、オースティン・ライリーが三塁、マーセル・オズーナが指名打者のレギュラーを務めているが、8月に打率.286、5本塁打、OPS.875と好調だったライリーは9月に入って打率.211、1本塁打、OPS.584と調子を落としており、佳境を迎えつつあるポストシーズン争いのなかで、ブレーブスが経験豊富なベテランの起用を検討する可能性もありそうだ。

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