カブスがサヨナラ勝ち ダルビッシュ7回3失点で8勝目ならず

【インディアンス5-6xカブス】@リグリー・フィールド

カブスは同点に追い付かれた直後の9回裏に一死満塁のチャンスを迎え、代打キャメロン・メイビンの押し出し死球でサヨナラ勝ち。6対5でインディアンスを破り、地区2位のカージナルスとのゲーム差を5に広げた。一方、敗れたインディアンスは今季ワーストの7連敗となった。

サイ・ヤング賞レースに加わるダルビッシュ有(カブス)が先発した一戦は、2回裏にハビアー・バイエズがインディアンス先発のカルロス・カラスコから7号ソロを放ち、カブスが1点を先制。ところが、ダルビッシュは3回表先頭のジョシュ・ネイラーに二塁打を許し、デライノ・デシールズのバント安打に三塁クリス・ブライアントの悪送球が絡んで同点。さらにフランシスコ・リンドーアにタイムリー二塁打を浴び、リードを奪われた。

ダルビッシュは5回表一死からデシールズに二塁打を許し、リンドーアのタイムリーで3失点目。しかし、カブスも反撃し、5回裏一死からイアン・ハップの二塁打、クリス・ブライアントのタイムリー、アンソニー・リゾーのタイムリー二塁打と3連打が飛び出して同点に追い付いた。

ダルビッシュは6回表と7回表にも得点圏に走者を背負ったが、いずれも後続を抑えて無失点。7回100球を投げて被安打9、奪三振7、与四球1、失点3という投球内容でマウンドを降りた。カブスは7回裏にウィルソン・コントレラスの犠飛で勝ち越しに成功し、ダルビッシュには8勝目の権利が与えられた。

カブスは8回裏先頭のバイエズが死球で出塁し、二盗を試みた際に捕手サンディ・レオンの送球が悪送球となり、ボールが外野へ転がる間に一気に生還。貴重な5点目を奪った。ところが、9回表に3番手のジェレミー・ジェフレスがリンドーアに8号同点2ランを浴び、ダルビッシュの8勝目は消滅。9回裏に一死満塁のチャンスを迎え、メイビンの押し出し死球でサヨナラ勝ちを収めた。

ジェフレスが今季4勝目(1敗)をマークし、インディアンス4番手のオリバー・ペレスが今季初黒星(1勝)。ダルビッシュは防御率(2.00)でリーグ5位に後退したが、奪三振(79)ではリーグ2位タイに浮上し、ザック・デービース(パドレス)がドジャース戦で敗戦投手となったため、勝利数(7)でもリーグ1位タイの座をキープしている。

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