佐世保市、4学校跡地活用 官民連携アイデア募集へ

 定例佐世保市議会は16日、一般質問を開始し6人が登壇。市は、旧戸尾小(戸尾町)や俵ケ浦半島にある旧俵浦小、旧庵浦小、旧野崎中の4つの学校跡地活用を検討するため、10月にも民間事業者から官民連携についての案を募集する考えを示した。
 松尾裕幸議員(自民市民会議)に対する中島勝利企画部長の答弁。
 学校跡地を巡っては、市民団体などが旧戸尾小を暫定的に使用しているが、残る3カ所も含め本格的な活用策は決まっていない。
 市は2016年度、官民連携事業の推進を目指し民間事業者らでつくる意見交換会議を設置。中島部長はここで学校跡地の活用を議題にし「長期的な視点に立ってアイデアを募集する。テレビ会議システムなどを活用し、ヒアリングに着手する方向で調整している」と述べた。
 一方、官民連携で離島の課題解決を図る国土交通省の「スマートアイランド」実証調査について、市は6月に黒島をモデル地区として申請したが、選定されなかったと報告した。

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