壱岐市、1議案撤回 市議会9月会議提出

 壱岐市は16日、開会中の市議会定例会9月会議に提出していた市ケーブルテレビ施設通信機器更新工事関連の議案1件を撤回した。
 同議案は、ケーブルテレビ施設管理の指定管理業務を請け負う九電工長崎支店(長崎市)と機器更新について約2億7200万円で随意契約するもの。市はその理由を、対象設備が通信設備の中枢であり、指定管理者以外に施工させた場合、著しく支障が生じる恐れがあるなどとしていた。
 市は10日の本会議で委員会付託を省き可決を目指していたが、複数の議員から高額な随意契約について反対意見があり、委員会へ付託することになっていた。
 本田政明企画振興部長は議案の撤回理由について「契約内容を精査する必要がある」と議会で説明した。

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