エルトン・ジョンが、1960年代のレア曲からB面曲、エルトンが個人的に選んだ隠れた名曲まで、埋もれていた宝物を徹底的に掘り下げて発掘した、膨大な楽曲コレクション『ジュエル・ボックス』を発売することが決定した。
貴重な珠玉の名曲やコレクターズ・アイテムが詰まった豪華ボックス・セットには、 60曲の未発表曲に加え、初デジタル音源化された81曲を収録。新規インタビュー及び蔵出し写真・画像を掲載したハードカバー上製本付き。
また、『ジュエル・ボックス』に収録されているレアな1969年の未発表曲「Sing Me No Sad Song」とボックス開封映像が公開されている。
「Sing Me No Sad Song」は、1969年にバンドのデモとして書かれ、レコーディングされていたもの。同曲は、エルトンと作詞家バーニー・トーピンの名ソングライター・コンビがこれ以降2人で生み出していく素晴らしい楽曲群の最初の始まりを味わえる魅力的な曲で、歌詞の中では、1曲ならず2曲もの未来のヒット曲について言及している。そのうちの1つが1984年のアルバム『ブレイキング・ハーツ』収録の「サッド・ソングス」で、もう1つが1976年にエルトンが初めて全英チャート1位を獲得したシングル「恋のデュエット」だ。
今回のリリースについて、エルトンは次のように語っている。
「『ジュエル・ボックス』を制作するに当たり、自分のこれまでのキャリアの各時代を余すところなく、ここまで詳細に掘り下げることができて、この上ないほど嬉しかったよ。長らく行方不明だった、あるいは忘れられていたこういう曲をもう一度聴き直すと、初期の頃のバーニーと僕が、理解し難いくらい、とてつもなく多作だったことが分かる。曲は黙っていても僕らの中から次から次へと溢れ出てきたし、スタジオに入ればバンドが信じられないほど凄い演奏をしてくれた。
僕は何につけても自分のやることなすこと全て前に推し進めていきたいと考えているし、未来を見据えたいと思っている。だけどこのステイホーム中、それぞれの時代の記憶の中から、こういった重要な瞬間の数々を取り出し吟味する時間を持つことができて、とても楽しかったよ。僕自身、熱烈なレコード・コレクターだから、このプロジェクトには凄く胸が躍ったし、素材の収集や整理から選曲まで、これほど丁寧にキュレーションが行われ、愛情を込めて組み立てられたボックス・セットに注がれた精巧な技術のレベルには、最高に満足している。ファンの皆さんも、僕と同じように楽しんでいただけると思う」
■商品情報
2020年11月13日全世界同時発売
ジュエル・ボックス / エルトン・ジョン
CD8枚組: UICY-79376
価格: 17,000円+税
輸入国内盤仕様 / 日本盤CDのみSHM-CD仕様