バース&ドリスが崩れてブルージェイズ逆転負け 山口1/3回無失点

【ブルージェイズ7-8フィリーズ】(ダブルヘッダー第2試合・7イニング制)@シチズンズバンク・パーク

ブルージェイズは2点リードで迎えた6回裏にアンソニー・バースとラファエル・ドリスが崩れ、3点を奪われて逆転負け。ドリスはメジャー復帰後初のセーブ失敗となり、今季2敗目(2勝)を喫した。逆転勝利のフィリーズは5番手の新人右腕コナー・ブログドンがメジャー初勝利をマーク。6番手のヘクター・ネリスに今季5セーブ目が記録された。

ブルージェイズがロス・ストリップリング、フィリーズがデービッド・ヘイルの先発で始まった一戦は、1回裏にディディ・グレゴリアスがタイムリー、3回裏にアンドリュー・マカッチェンが8号ソロを放ち、フィリーズが2点をリード。しかし、ブルージェイズは4回表にテオスカー・ヘルナンデスの15号ソロと3本のタイムリーで5点を奪い、逆転に成功した。

ところが、4回裏に2番手のA・J・コールが新人捕手ラファエル・マルシャンに1号3ランを浴び、5対5の同点。この試合がメジャー2試合目の出場となったマルシャンは、マイナー通算846打席で1本も本塁打を打っておらず、これがプロ入りしてから初めての本塁打となった。

同点に追い付かれたブルージェイズは、5回表にフィリーズ救援陣を攻め、ランドール・グリチックの犠飛とダニー・ジャンセンの押し出し四球で2点を勝ち越し。5回裏二死から4番手バースを投入し、逃げ切りを図った。しかし、バースが6回裏に一死一・二塁のピンチを招いて降板すると、5番手のドリスは二死二・三塁からブライス・ハーパーに同点の2点タイムリー二塁打を浴びてセーブ失敗。さらに次打者アレック・ボームには勝ち越しタイムリーを浴びた。

ドリスが右膝の違和感を訴えたため、山口俊が6番手として緊急登板。グレゴリアスに四球を与えたものの、ジェイ・ブルースをピッチャーゴロに打ち取り、1/3回無失点で今季の防御率は6.55となった。ブルージェイズは7回表二死から連続四球で一・二塁のチャンスを作ったが、キャバン・ビジオがセンターライナーに倒れて試合終了。5連敗となった。

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