今とは立場が逆!? 初代は独壇場だった
オデッセィやCR-Vといったいわゆるホンダのクリエイティブムーバー作戦の第3弾として1996年にデビューした初代ステップワゴン。オデッセィに続いてステップワゴンもそれまでの商用車ベースのミニバンとは打って変わって、乗用車をベースとしており、普通のクルマ感覚で運転できるとあって大ヒット。
当時ライバル車種はセレナ(バネットセレナ、のちにセレナ)とノア(ライトエースノア/タウンエースノア)であったが、それらに大きく差をつけるほどの人気っぷりであった。現在はトヨタのノア三兄弟やセレナに押され気味ではあるが、これまで150万台以上を売り上げたホンダを代表する1台だ。
そんな現行ステップワゴンの下取り価格はどの程度のものなのか? 今回は2017年9月に行ったマイナーチェンジ前のスパーダにフォーカスして、今の価値をご紹介する。
ライバルより低い……残価6割弱!
今回はよりリアルな情報をお届けすべく、走行距離5〜10万キロの個体に絞って見ていく。
売れ線グレードであった2015年式のスパーダ クールスピリットは走行距離5〜6万キロの個体で160〜170万円で取引されている。
新車当時の価格が289万円だったことから、現在でも約59%の価値が残っている計算になる。
同条件でベースグレードのスパーダを見てみると140〜150万円とクールスピリットに比べると少々値が落ちてしまうイメージだ。こちらは新車価格が272万円であったため、現在の価値は55%という計算に。
加えて10万キロ以上の過走行車両はというと、12〜14万キロの個体で70〜80万円で買い取られてるという。
まだまだモデルチェンジのウワサもないため、当面は現行モデルの販売を継続するハズ。それだけに、後期モデルに乗り換えるのも手かもしれない。
【筆者:MOTA編集部 木村 剛大】