【新型コロナ】折り鶴20万羽で壁画 外出自粛期間中に募集

20万羽の折り鶴が使われている壁画=相模原市中央区富士見の市立けやき体育館

 20万羽の折り鶴で作った壁画が、相模原市中央区富士見の市立けやき体育館にお目見えした。新型コロナウイルス感染症の影響による外出自粛期間を自宅で楽しんでもらおうと、同体育館が募集した折り鶴が使われている。

 壁画は高さ3.3メートル、幅3.6メートルで、七色の虹とチョウの羽を表現している。折り鶴は5月15日から6月末まで募集し、個人を含めた645組から、目標とした2万羽を大きく上回る数が集まった。

 7月末から壁画制作に取りかかり、ボランティアが円形やハート形の台紙に折り鶴を貼り付けて一つのパネルに合わせた。9月に展示を始めた。

 同体育館は障害者の優先利用を促進しており、制作には多くの障害者や団体が参加している。同体育館の担当者は「制作に参加した人の個性あふれる作品となっている。ぜひ見に来てほしい」と呼び掛けている。

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