ツインズ完封勝利 ダルビッシュ4失点でCY賞レースから一歩後退

【ツインズ4-0カブス】@リグリー・フィールド

ツインズのエース、ホゼ・ベリオスとサイ・ヤング賞を目指すダルビッシュ有の投げ合いとなった一戦は、4対0でツインズが完封勝利。ホワイトソックスがレッズに敗れたため、ツインズは地区首位とのゲーム差を2に縮めた。一方、敗れたカブスは2位カージナルスとのゲーム差が3.5に縮まっている。

サイ・ヤング賞に向けて好投が期待されたダルビッシュだったが、今日は序盤から苦しいピッチングを強いられた。初回いきなり無死一・二塁のピンチを招くと、エディ・ロサリオの打球が一塁アンソニー・リゾーを強襲するライトへのタイムリーとなり、ツインズが1点を先制。その後、一死満塁のピンチとなったが、連続三振で切り抜けた。

2回表は左翼カイル・シュワーバーのまずい守備もあって先頭のジェイク・ケイブに三塁打を許し、一死三塁からマックス・ケプラーのセカンドゴロの間に失点。味方打線がチャンスを生かせず、なかなか援護を得られないまま試合は終盤に突入し、7回表先頭のマーウィン・ゴンザレスに二塁打、続くケプラーに右中間への8号2ランを浴びたところで降板となった。

7回途中まで99球を投げて被安打9、奪三振9、与四球1という内容で今季ワーストの4失点。投球イニング数(69)と奪三振数(88)はリーグ2位タイとなったが、リーグ単独トップとなる8勝目を挙げることはできず、防御率は1.86から2.22へ悪化(リーグ7位)。一時は最有力と目されたサイ・ヤング賞レースでも一歩後退となってしまった。

ツインズ先発のベリオスは4回まで毎回走者を出しながらも無失点に抑え、5回以降は立ち直って2イニング連続で三者凡退。6回4安打無失点の好投で今季5勝目(3敗)をマークした。ダルビッシュには今季3敗目(7勝)が記録されている。

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