今オフFAのエンゼルス・シモンズ 今季の残り試合を欠場へ

アンドレルトン・シモンズ(エンゼルス)は今季の残り5試合をプレーしないことを選択した。日本時間9月23日、エンゼルスが敵地でのパドレス戦の開始前に発表した。これに伴い、シモンズは制限リストに登録され、シモンズに代わる遊撃手としてマイナーキャンプから31歳のエリオット・ソトがメジャー初昇格を果たしている。

エンゼルスは「アンドレルトン・シモンズは球団に対し、今季の残り試合の出場を辞退することを通達してきました。今季は多くの人々が独特な環境のなかでのプレーを強いられており、エンゼルスはアンドレルトンの決断を尊重します」との声明文を発表。

今季終了後にフリーエージェントとなるシモンズは「これが僕自身と家族にとってベストの決断だと感じている。将来がどうなるかはわからないけど、温かく迎え入れてくれたことや快適な時間を過ごさせてくれたことについて、エンゼルスの球団組織やファンには本当に感謝している」と述べた。

ジョー・マドン監督はシモンズから直接話を聞いておらず、ビリー・エプラーGMからの連絡で出場辞退の決断について把握し、驚いたという。「彼(エプラー)がそのニュースを教えてくれた。まだアンドレルトンとは話をしていない。テキストメッセージを送ったけど、まだ返信をもらっていないんだ」

現在31歳のシモンズは、今季30試合に出場して打率.297、0本塁打、10打点、2盗塁、OPS.702を記録。ブレーブス時代の2013年と2014年、エンゼルス移籍後の2017年と2018年にゴールドグラブ賞を受賞している名手だが、故障や年齢の影響もあるのか、今季の守備防御点は-1にとどまっている。打撃面では大きな貢献を期待できる選手ではないため、今オフのフリーエージェント市場で高い評価を得られるかどうかは微妙なところだ。

なお、日本時間9月23日のパドレス戦ではデービッド・フレッチャーが遊撃に入り、二塁にはルイス・レンヒーフォが起用されている。

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