CY賞候補のレッズ・バウアー 中3日であと2試合先発か

ナショナル・リーグのサイ・ヤング賞候補の1人であるトレバー・バウアー(レッズ)は、日本時間9月24日のブリュワーズ戦に前回登板から中3日で先発する。バウアーは4人制ローテーションの支持者であり、中3日で先発することを希望してきた。もしバウアーが残り日程を中3日で登板するのであれば、日本時間9月28日のレギュラーシーズン最終戦でも登板が可能となる。

バウアーは中3日で先発することについて「そのことについてなら1時間くらい話せるよ」という。「僕は毎日50種類近くのデータを収集している。そのデータは中3日で登板することが最適であるということを示している。『たぶんできるだろう』という感覚的な話ではなく、科学的なアプローチによってそれを裏付けるデータがあるんだ」と中3日での登板が理にかなっていることを強調した。

バウアーは9年間のキャリアにおいて、中4日よりも短いスパンで先発したことが4度ある。昨年9月4日(現地時間)のフィリーズ戦では中3日で登板し、5回89球を投げて被安打6(うち被本塁打2)、奪三振6、与四球2、失点4という投球内容だった。バウアーは前回登板を終えたあと、登板間のルーティーンを少し変更し、明日の先発に備えている。

バウアーは今季10先発で65イニングを投げ、4勝4敗ながら防御率1.80、88奪三振、被打率.161、WHIP0.82の好成績をマークしてサイ・ヤング賞の有力候補の1人となっている。レッズはポストシーズン進出に向けて残り4試合でバウアーを2度先発させる可能性があり、2試合とも好投すれば自身初のサイ・ヤング賞に大きく前進することになるだろう。

今季初めて中3日で登板する明日の試合は、サイ・ヤング賞レースとポストシーズン争いの双方において重要な一戦であり、バウアーのピッチングには大きな注目が集まるに違いない。ここでバウアーが好投し、なおかつポストシーズン争いが最終戦までもつれるようであれば、バウアーの最終戦での先発が現実のものとなるだろう。

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