バウアーが8回12奪三振1失点の快投 秋山無安打、レッズ貯金1

【ブリュワーズ1-6レッズ】@グレートアメリカン・ボールパーク

レッズは中3日で先発したトレバー・バウアーが12個の三振を奪い、8回4安打1失点という見事なピッチングを披露。気迫にあふれたピッチングで今季5勝目(4敗)をマークし、サイ・ヤング賞に大きく前進した。6対1で勝利したレッズは同地区ライバルのブリュワーズとの3連戦に2勝1敗で勝ち越し。貯金を1とし、ツインズとの最終3連戦を迎えることになった。

ブリュワーズ先発のエイドリアン・ハウザーに対し、レッズは1回裏にジョーイ・ボットーの11号2ランで2点を先制。4回裏にはジェシー・ウィンカーが12号ソロを放ち、リードを3点に広げた。5回表二死二塁からオーランド・アルシアのタイムリー二塁打で1点を返されたものの、5回裏にエウヘニオ・スアレスが貴重な追加点となる15号3ラン。バウアーの快投もあり、そのまま6対1でブリュワーズを破った。

中3日で先発したバウアーは、初回先頭のアビサイル・ガルシアにヒットを許したものの、盗塁を阻止し、4回まで最少打者数の12人で無失点に抑える快投。5回表先頭のダニエル・ボーグルバックに四球を与え、二死二塁からアルシアにタイムリー二塁打を浴びたが、6回表無死一・三塁のピンチを三者連続三振で切り抜けるなど104球で8イニングを投げ抜いた。

この結果、防御率は1.80から1.73へ向上し、ブリュワーズのコービン・バーンズ(防御率1.77)を抜いてリーグ1位に浮上。奪三振も100の大台に乗り、メッツのジェイコブ・デグロム(94奪三振)を抜いてリーグ1位となった。自身初のサイ・ヤング賞に向けて大きく前進したことは間違いないだろう。

レッズの秋山翔吾は「1番・センター」で先発出場し、四球、セカンドゴロ、レフトフライ、ショートゴロで3打数ノーヒット。今季の打率は.234、OPSは.637となった。なお、ブリュワーズ先発のハウザーには今季6敗目(1勝)が記録されている。

© MLB Advanced Media, LP.