レイズが2010年以来10年ぶりの地区優勝 筒香は4打数無安打

【レイズ8-5メッツ】@シティ・フィールド

昨年の地区シリーズ第5戦でアストロズに敗れたとき、レイズは「より良いチームになって2020年のアメリカン・リーグ東部地区で優勝すること」を目標に掲げていた。ヤンキースがゲリット・コールを獲得し、ブルージェイズが躍進を遂げるなか、レイズはその目標を見事に達成。2010年以来10年ぶりの地区優勝を成し遂げた。

地区優勝へのマジックナンバーを「1」としていたレイズは、2回表にジョーイ・ウェンドルの4号ソロで先制。先発のタイラー・グラスナウが2回裏にアンドレス・ギメネスの3号ソロで同点に追い付かれ、1点リードで迎えた4回裏にはドミニク・スミスに10号同点ソロを浴びたものの、6回表にランディ・アロサレーナの6号2ランで勝ち越しに成功した。

8回表にはブランドン・ラウの14号2ランとウィリー・アダメスのタイムリーで3点を追加。9回表にはアロサレーナにこの試合2本目のアーチとなる7号ソロが飛び出し、9回裏に4番手のオリバー・ドレイクがトッド・フレイジャーの4号2ランなどで3点を失ったが、8対5で逃げ切って地区優勝を決めた。

グラスナウは6回3安打2失点の好投で今季5勝目(1敗)をマーク。一方、メッツ先発のマイケル・ワカは6回6安打4失点で今季4敗目(1勝)を喫した。なお、レイズは現時点でア・リーグ最高勝率を記録しており、第1シードでポストシーズンを迎える可能性が高くなっている。

レイズの筒香嘉智は「1番・指名打者」で先発出場し、空振り三振、ショートフライ、センターフライ、四球、見逃し三振で4打数ノーヒット。今季の打率は.195、OPSは.707となった。

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