柳賢振が好投 ブルージェイズ4年ぶりポストシーズン進出

【ヤンキース1-4ブルージェイズ】@セーレン・フィールド

ブルージェイズはエースの柳賢振(リュ・ヒョンジン)の好投もあり、ヤンキースに4対1で勝利。2016年以来4年ぶりとなるポストシーズン進出が決定した。新型コロナウイルスの影響により本拠地トロントのロジャース・センターを使用できないシーズンを過ごしているブルージェイズだが、代替本拠地のバッファローでポストシーズン進出を決めた。

今季12度目の先発登板に臨んだ柳は、7回100球を投げて被安打5、奪三振4、与四球2、無失点という安定したピッチング。ピンチを背負っても落ち着いたピッチングを崩さず、チームの先発投手では今季初めて7回まで投げ続けた。

打線はヤンキース先発のジョーダン・モンゴメリーに対し、2回裏にブラディミール・ゲレーロJr.が8号ソロ、3回裏にボー・ビシェットがタイムリー二塁打を放ち、好投を続ける柳を援護。6回裏二死一・二塁のチャンスでは2番手のアダム・オッタビーノからアレハンドロ・カークが三塁線を破るタイムリー二塁打を放ち、貴重な2点を追加した。

8回表、ブルージェイズは2番手のアンソニー・バースが連続四球などで二死一・三塁のピンチを招き、ジオ・ウルシェラにタイムリーを浴びて3点差。続くクリント・フレイジャーにも四球を与え、二死満塁のピンチで3番手のラファエル・ドリスがマウンドに上がった。

ドリスはゲーリー・サンチェスに左中間への大飛球を打たれたが、ランドール・グリチックがこの長打性の打球をフェンス際で好捕。9回表は二死からルーク・ボイトにヒットを許したものの、3つの三振を奪って無失点に抑え、試合を締めくくった。柳が今季5勝目(2敗)、ドリスが今季5セーブ目をマーク。モンゴメリーは今季3敗目(2勝)を喫した。

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