F1ロシアGP FP1:風の影響でスピンやコースオフ続出。ボッタスがトップ、フェルスタッペン3番手

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 2020年F1第10戦ロシアGPの金曜フリー走行1回目は、メルセデスのバルテリ・ボッタスがトップタイムをマークした。レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは3番手、アレクサンダー・アルボンは8番手となっている。

 初日フリー走行1回目は、開始時の午前11時の時点で快晴、気温27度と、日本より暑い陽気だ。ただし路面温度は日陰で測定されているからか、24度にとどまっている。ソチ・オートドロームはタイヤへの負荷が低く、今週末のピレリタイヤもC3〜C5と最も柔らかいスペックが投入されている。

 コロナ禍で開催されている今季のグランプリでは初めて、約3万人の観客が入場を許された。パドックにも、各チームのゲストが訪れているとのことだ。ソーシャルディスタンスで空席が目立つとはいえ、グランドスタンドに観客が見えるのはいいものだ。

 ホンダはこのセッション前に、アルファタウリのふたりとレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンに今季3基目となるパワーユニット(PU)を投入。アレクサンダー・アルボン車にも、後日搭載される。「イタリア2連戦でのフェルスタッペンのトラブルとは、関係ない」とのことだ。

 開始後32分、カルロス・サインツJr.(マクラーレン)がターン7でリヤからタイヤバリアに衝突。コースに復帰したマクラーレンはリヤウイングが脱落しかけ、破片を撒き散らしながら走行したため、バーチャルセーフティカー(VSC)が導入された。その間にメルセデスの2台はかなり早いタイミングでソフトタイヤを履き、バルテリ・ボッタスが2番手セルジオ・ペレス(レーシングポイント)より1.5秒以上速いトップタイムを出している。

2020年F1第10戦ロシアGP FP1でクラッシュによりカルロス・サインツJr.(マクラーレン)のマシンのリヤウイングは大きなダメージを負った

 開始後53分、セッションが赤旗中断となった。ウイリアムズのニコラス・ラティフィがターン10でクラッシュしたためで、衝撃Gが大きくメディカルカーも出動したが、本人は自力でマシンから脱出した。ラティフィ以外にも先ほどのサインツJr.やダニール・クビアト(アルファタウリ・ホンダ)、ボッタスなど、コースオフやスピンするクルマが続出している。比較的強い南風が吹いており、その影響もありそうだ。

 セッションが残り30分を切ってから、フェルスタッペンはソフトでボッタスに次ぐ2番手タイム。アルファタウリ勢はいずれもミディアムタイヤで、クビアト5番手、ピエール・ガスリー7番手と気を吐いた。その後アルボンがソフトで出て行ったが、クビアトにわずかに及ばず8番手にとどまっている。

 FP1最速は、ボッタス。2番手にはフェルスタッペンを抑えて、ダニエル・リカルド(ルノー)がつけた。4、5番手にペレス、ランス・ストロールのレーシングポイント勢。7番手クビアト、8番手アルボン、9番手セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)、10番手ガスリーという結果だった。