JR九州長崎支社 取り扱い収入20億6千万円 9月の減少幅は縮小

 JR九州長崎支社は25日、4月以降の取り扱い収入状況(9月22日時点)を公表した。新型コロナウイルスの影響で乗客数の低迷が続き、前年同期比64.4%減の20億6千万円と落ち込むが、9月の減少幅は縮小。同支社は「緩やかな回復に向かっている」とみている。
 回復傾向がみられるのは特急かもめの利用を柱とする中長距離の移動。9月は、19~22日の4連休や、政府の観光支援事業「Go To トラベル」を追い風に持ち直しつつあり、22日時点の中長距離の速報値は前年の36.3%。感染者が続けて確認された8月の実績と比べると8.5ポイント上昇した。
 西川佳祐支社長は「9月の連休でぐっと持ち直している。GoToの影響もあり足の長い移動が少しずつ増えて来ている」と述べた。

© 株式会社長崎新聞社