ブルージェイズ快勝も山口は3被弾&4失点で防御率7.61に

【オリオールズ5-10ブルージェイズ】@セーレン・フィールド

ブルージェイズはオリオールズ先発のホルヘ・ロペスを3回途中8失点でノックアウトするなど試合序盤からオリオールズ投手陣に猛攻を浴びせ、3回までに10点を先行。3番手の山口俊が4点を失うなど5点を返されたが、10対5で快勝を収めた。この勝利が今季31勝目となり、2016年以来4年ぶりとなるシーズン勝ち越しを決めている。

ブルージェイズは2回裏先頭のランドール・グリチックが11号先制ソロを放ち、さらに一死満塁のチャンス。ここでダニー・ジャンセンのタイムリー、ジョナサン・ビヤーの犠飛、ボー・ビシェットのタイムリー、テオスカー・ヘルナンデスの2点タイムリーが飛び出し、打者10人の猛攻で一挙6得点のビッグイニングとなった。

3回裏はブラディミール・ゲレーロJr.、トラビス・ショウ、ジョナサン・デービスの3連打で1点を追加し、ロペスをノックアウト。二死後、ビヤーにタイムリーが出てリードを8点に広げた。4回裏には二死一塁からショウが6号2ラン。リードは10点に広がり、一方的な試合展開となった。

ところが、5回表二死走者なしの場面で登板した3番手の山口が大誤算。ラモン・ウリアスの1号ソロ、セドリック・マリンズの3号ソロといきなり二者連続アーチを浴びると、6回表先頭のホゼ・イグレシアスにも3号ソロを被弾。ライアン・マウントキャッスルにヒットを許したところで降板し、この走者がハンザー・アルベルトのタイムリー二塁打で生還したため、山口には4失点が記録された。

その後、オリオールズが9回表に1点を返したものの、序盤に大量リードを奪ったブルージェイズが10対5で快勝。ブルージェイズ2番手のネイト・ピアソンがメジャー初勝利(0敗)をマークし、オリオールズ先発のロペスは今季2敗目(2勝)を喫した。山口は今季の防御率が7.61となり、ポストシーズンのロースター入りが微妙な状況となりつつある。

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