ダルビッシュ単独トップの8勝目 カブス地区優勝へマジック1

【カブス10-0ホワイトソックス】@ギャランティードレイト・フィールド

カブスは打線が5本塁打と爆発し、10対0でホワイトソックスに大勝。地区優勝へのマジックを「1」とした。先発のダルビッシュ有は7回3安打無失点の快投でリーグ単独トップとなる今季8勝目(3敗・防御率2.01)をマーク。一方、大敗を喫したホワイトソックスは今季ワーストの6連敗となった。

ホワイトソックス先発のディラン・シースに対し、カブスは2回表にカイル・シュワーバーが11号ソロ、3回表にウィルソン・コントレラスが6号3ラン、4回表にハビアー・バイエズが8号ソロを放ち、5点をリード。その後もビクトル・カラティーニの1号2ラン、コントレラスのこの試合2本目のアーチとなる7号ソロなどで着実にリードを広げた。

今季12度目の先発登板に臨んだダルビッシュは、複数の走者を出すイニングが一度もない安定したピッチングで7回3安打無失点。5回裏先頭のルイス・ロバートにヒットを許したあと、打者9人を連続で打ち取り、レギュラーシーズン最終登板を良い形で締めくくった。

ダルビッシュは7回94球を投げて被安打3、奪三振9、与四球1、無失点という内容でリーグ単独トップ、メジャー全体でもシェーン・ビーバー(インディアンス)と並んで最多タイの8勝目をマーク。防御率2.01はリーグ2位、93奪三振はリーグ3位タイに浮上した。レギュラーシーズンが残り2日であることを考えると、最多勝のタイトルは当確と言えるだろう。

ホワイトソックスは投打とも精彩を欠き、ここにきて痛恨の6連敗。シースには今季4敗目(5勝)が記録された。なお、ホワイトソックスが所属するアメリカン・リーグ中部地区は1ゲーム差のなかに上位3チームがひしめく大混戦となっている。

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