2020年F1第10戦ロシアGPのフリー走行3回目が行われ、メルセデスのルイス・ハミルトンがトップタイムをマークした。レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは6番手、アレクサンダー・アルボンは19番手となっている。
気温26度、路面温度38度というドライコンディションで現地時間12時にセッションがスタートし、マクラーレン勢がミディアムタイヤを履いてコースイン。開始後10分を過ぎるとハース勢やメルセデス勢がソフトタイヤ、ダニエル・リカルド(ルノー)がミディアムでコースへ出て行った。
まずはノリスが1分36秒台のタイムをマークするが、リカルドが1分35秒672でノリスを上回る。その後バルテリ・ボッタス(メルセデス)が1分35秒183とトップに浮上するが、ボッタスはグリップの低さを訴えている。
金曜日に好調さを見せたアルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーはソフトで1分35秒930と一時首位に立つが、すぐさまボッタスが1分34秒289と再びトップに。アルファタウリ・ホンダはダニール・クビアトも同じくソフトで1分35秒371と4番手だ。
セッションの折り返しを前にレッドブル・ホンダのアレクサンダー・アルボンがミディアムでコースインし、1分35秒735と11番手。一方マックス・フェルスタッペンはソフトを履き、最初のアタックで1分34秒306とルイス・ハミルトン(メルセデス)を上回る2番手タイムをマークした。
残り時間20分を切って2セット目のソフトを装着したボッタスは、すべてのセクターで最速タイムを記録して1分34秒055とトップタイムを更新したが、直後にハミルトンが1分33秒279とボッタスを0.7秒上回る。ミディアムで走行を続けていたフェラーリ勢2台もソフトを投入し、この時点でセバスチャン・ベッテルが4番手、チームメイトのシャルル・ルクレールが5番手に続いた。
終盤は各車タイムを更新するが、ハミルトン、ボッタスのワンツーでセッションは終了。カルロス・サインツJr.(マクラーレン)がソフトで1分34秒086と3番手に浮上し、エステバン・オコン(ルノー)、セルジオ・ペレス(レーシングポイント)というトップ5に。ホンダPU勢の最高位は6番手のフェルスタッペンだが、自己ベストタイムを更新できなかった。クビアトが9番手、ガスリー11番手、アルボンは終盤にトラックリミット違反でタイムを抹消されたことなどもあり、最終的に1分35秒603と19番手で終えている。
■2020年F1第10戦ロシアGPフリー走行3回目 リザルト
Pos. No. Driver Team Time Laps
1 44 L.ハミルトン メルセデス 1’33.279 16
2 77 V.ボッタス メルセデス 1’34.055 19
3 55 C.サインツJr. マクラーレン 1’34.096 17
4 31 E.オコン ルノー 1’34.239 13
5 11 S.ペレス レーシングポイント 1’34.252 14
6 33 M.フェルスタッペン レッドブル・ホンダ 1’34.306 11
7 5 S.ベッテル フェラーリ 1’34.594 14
8 18 L.ストロール レーシングポイント 1’34.732 13
9 26 D.クビアト アルファタウリ・ホンダ 1’34.768 14
10 3 D.リカルド ルノー 1’34.787 12
11 10 P.ガスリー アルファタウリ・ホンダ 1’34.792 12
12 16 C.ルクレール フェラーリ 1’34.806 14
13 63 G.ラッセル ウイリアムズ 1’34.979 16
14 8 R.グロージャン ハース 1’35.257 14
15 6 N.ラティフィ ウイリアムズ 1’35.292 14
16 20 K.マグヌッセン ハース 1’35.451 14
17 99 A.ジョビナッツィ アルファロメオ 1’35.590 15
18 7 K.ライコネン アルファロメオ 1’35.599 15
19 23 A.アルボン レッドブル・ホンダ 1’35.603 14
20 4 L.ノリス マクラーレン 1’35.981 17