県平和センター 新議長に山下氏「平和運動の先頭に立つ」

 県内の労働組合でつくる県平和運動センター(松田圭治議長)は26日、長崎市内で定期総会を開いた。松田議長の退任に伴い、後任に副議長の山下和英氏(59)を選出した。
 山下氏は2018年から県教職員組合の中央執行委員長。同年から同センター副議長も務めていた。議長選出後にあいさつし「県の平和運動の先頭に立つ重い責任を感じている。日本が大きな転換点を迎えている難しい時代に、判断を誤らないよう皆さんの意見を聞きながらかじを取りたい」と抱負を述べた。欠員となった副議長には、県職員連合労組執行委員長の勝井智裕氏(56)を選んだ。
 大会では核廃絶へ向けた取り組み強化など20年度の運動方針を決め、「改憲勢力の暴走を阻止し、平和・人権・民主主義を確立する」などとするスローガンを採択した。
 また、次期衆院選長崎1~4区の立候補予定者で、同センターが推薦を決めている国民民主党の西岡秀子衆院議員(1区)、立憲民主党の松平浩一衆院議員(2区)、山田勝彦氏(3区)、末次精一氏(4区)の4人が来賓として出席し、あいさつした。

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