レイズのリーグ最高勝率が決定 筒香は同点タイムリー&3四球

【フィリーズ3-4レイズ】@トロピカーナ・フィールド

レイズはアスレチックスがマリナーズとのダブルヘッダー第1試合に敗れたため、フィリーズ戦の開始前にアメリカン・リーグ最高勝率が確定。「勢いに乗ってポストシーズンに突入したい」という方針のもと、フィリーズを4対3で破った。なお、ワイルドカード・シリーズの対戦相手は同地区のヤンキースまたはブルージェイズに絞られている。

逆転でのポストシーズン進出に向けて絶対に負けられない戦いが続くフィリーズを迎え撃ったレイズは、初回に三塁・筒香嘉智のタイムリーエラー(悪送球)で先制を許したものの、4回裏二死二塁のチャンスで筒香が汚名返上の同点タイムリー。スピードボールに苦戦する場面が目立つ筒香だが、96.6マイル(約155キロ)のフォーシームを弾き返した見事な一打だった。

直後の5回表にアンドリュー・マカッチェンの10号ソロで勝ち越しを許したが、5回裏二死二塁からマイク・ズニーノのタイムリーで同点とし、さらに二死一・二塁からブランドン・ラウとウィリー・アダメスの連続タイムリーで2点を勝ち越し。7回表にブライス・ハーパーのタイムリーで1点差に詰め寄られたものの、なんとかリードを守り、4対3で逃げ切った。

レイズ3番手のピート・フェアバンクスが今季6勝目(3敗)、5番手のアーロン・スレジャースが今季2セーブ目をマークし、フィリーズ先発のザック・ウィーラーは今季2敗目(4勝)。なお、フィリーズはジャイアンツが現在行われているパドレス戦に勝利すれば、ポストシーズン進出の可能性が完全に消滅する。

筒香は「4番・サード」で先発出場し、同点タイムリーを放った第2打席以外の3打席はいずれも四球で出塁。1打数1安打1打点3四球で今季の打率は.204、出塁率は.322、OPSは.730となった。

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