『レンジローバー・スポーツ』に刷新された直列6気筒ディーゼル搭載の2021年モデルが登場

 レンジローバー・ブランドの一翼を担う『RANGE ROVER SPORT(レンジローバー・スポーツ)』が2021年モデルに更新され、先進のINGENIUM直列6気筒ディーゼル・エンジンをラインアップに追加。旗艦モデルと同様に3種類の2021年モデル限定グレードも設定され、9月18日より受注が開始されている。

 フラッグシップと同様にオールアルミボディを採用しつつ、車両重量を抑えデザインでも文字どおりのスポーティさを強調したレンジローバー・スポーツに、イヤーチェンジが施された。

 この2021年モデルではエンジンラインアップを刷新し、マイルドハイブリッドテクノロジーを採用した3リッターINGENIUM直列6気筒ディーゼル・エンジン(300PS/650Nm)を導入。ガソリンエンジンモデルにもマイルドハイブリッドテクノロジー搭載の3リッター直列6気筒INGENIUM(400PS/550Nm)を搭載し、2種類の5リッターV型8気筒スーパーチャージド・ガソリン(525PS/625Nm、575PS/700Nm)も引き続き用意される。

 また、2リッター直列4気筒INGENIUMガソリン(300PS)と高出力モーター(142PS)を併用するパラレル方式のプラグイン・ハイブリッド(PHEV)モデルでは、システム最高出力で297kW/404PS、最大トルク640Nmを発揮し、0~100km/h加速6.3秒、最高速度は220km/hを記録する高い性能を備えるとともに、EVモードで最大43.8kmの走行が可能となっている。

 このうち、ガソリン仕様の3リッター直列6気筒INGENIUM搭載モデルには、新グレードの“HST”も導入。カーボンファイバーエクステリアパック、21インチブラックホイール、ツインブレードサンバイザーを装備し、よりスポーティなエクステリアを実現している。

2021年限定グレードのHSE DYNAMIC BLACKは、その名のとおりブラックを基調としたエクステリアカラーにサントリーニブラックとカルパチアングレイの2色が設定されている
上下2つの高解像度10インチのタッチスクリーンによって操作性を追求したTouch Pro Duoや、急速冷蔵機能付センターコンソールボックスなどを装備する

 さらに、2021年モデル限定グレードとしてHSE SILVER、HSE DYNAMIC BLACK、SVR CARBON EDITIONの3機種が設定され、HSEとHSE DYNAMICをベースとした前2グレードにはパノラミックルーフやメリディアン・サラウンドサウンド・オーディオシステムなど人気の装備を多数搭載。

 エクステリアカラーにはフジホワイト、サントリーニブラック、フィレンツェレッド、アイガーグレイ、ランタオブロンズ、ハクバシルバー、カルパチアングレイの7色を用意し、HSE DYNAMIC BLACKはその名のとおりブラックを基調としたエクステリアカラーに、サントリーニブラックとカルパチアングレイの2色が設定されている。

 そして高性能部門SVO(スペシャル・ビークル・オペレーションズ)が仕立てたSVR CARBON EDITIONは、22インチのブラックホイールを装備し、エンジンカバーやトリムフィニッシャーにカーボン素材を使用したSVRカーボンファイバーエクステリアパックを採用するなど、その性能をさらに強調する威風堂々のたたずまいとなっている。

 これで3リッターINGENIUM直列6気筒ディーゼルとPHEVが5グレード、同じく3リッターのガソリンがモノグレード展開で5リッターV8が3グレードの設定となり、価格は936万〜1921万円(消費税込)となっている。レンジローバー・スポーツの詳細は公式ホームページ(https://www.landrover.co.jp/vehicles/range-rover-sport/index.html)まで。

ガソリン仕様の3.0リッター直列6気筒INGENIUM搭載モデルには、新グレードの“HST”は21インチブラックホイールを装着
高性能部門SVO(スペシャル・ビークル・オペレーションズ)が仕立てたSVR CARBON EDITIONも、2021年モデル限定グレードとなる

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