9月の月間最優秀新人はエンゼルス・ウォルシュとパイレーツ・ヘイズ

メジャーリーグ機構は日本時間9月29日、9月の月間最優秀新人を発表し、アメリカン・リーグはジャレッド・ウォルシュ(エンゼルス)、ナショナル・リーグはケブライアン・ヘイズ(パイレーツ)が選出された。ウォルシュは今季メジャー最長となる10試合連続打点をマークするなど大活躍。ヘイズはメジャーで14年間活躍したチャーリー・ヘイズの息子として知られている。

メジャー2年目・27歳のウォルシュにとって、9月は大ブレイクの1ヶ月となった。日本時間8月29日にメジャーへ昇格した時点では、メジャー通算97打席で打率.180、1本塁打に過ぎなかったが、9月は22試合に出場して打率.337、9本塁打、26打点、OPS1.113と大暴れ。エンゼルスがレギュラーシーズン最終盤までポストシーズン争いに踏みとどまる原動力となった。

9月の本塁打と打点はリーグ2位タイの好成績。OPSも70打席以上の選手ではホゼ・ラミレス(インディアンス)に次ぐリーグ2位の数字だった。日本時間9月7~23日には14試合連続安打を記録。日本時間9月7~19日には10試合連続打点もマークした。

一方のヘイズは、日本時間9月2日にメジャー昇格&デビューを果たし、24試合に出場して打率.376、5本塁打、11打点、OPS1.124の好成績をマーク。デビュー戦で5打数2安打(二塁打1本と本塁打1本)の活躍を見せてからレギュラーシーズン終了まで、勢いを失うことなく打ち続けた。

デビュー前は打撃よりも守備の評価のほうが高かったヘイズだが、打撃もメジャーで十分に通用することを証明。2015年ドラフト1巡目(全体32位)指名でプロ入りした23歳の有望株は、来季の開幕から不動の正三塁手を務めることになりそうだ。

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