パンデミックの影響で世界的に加速するEコマースシフト

新型コロナウイルスのパンデミックが発生して半年以上が経過しました。アメリカでは一進一退の状態が続いており、まだまだ終息の気配はありません。まもなく始まる2020年ホリデー商戦では、Eコマース・モバイルコマース・BOPIS(Buy Online Pickup In Store =オンラインで購入し、店頭で受け取る)が主役となるのはほぼ確実でしょう。

 

■パンデミック以降Eコマースシフトが進む製品カテゴリー

eMarketerが発表した、パンデミック以降オンラインで購入している製品に関するアメリカにおけるアンケート結果です。

「化粧品・パーソナルケア商品」「食品・飲料」「消耗品・日用品」は60%以上となっており、Eコマースシフトが進んでいることが伺えます。これは今年3月のアンケートとやや古いので、現在はこの傾向がさらに進行している可能性があります。

 

■オンラインシフトは世界的に進行中

下のグラフは、日本・イギリス・インドなど、Amazonの主要海外拠点における、今年2月 vs 8月のアクセス数の増加率です。

Amazonショッピングサイトへのトラフィックはアメリカで30%増、日本では12%の伸び、他の主要拠点でも多かれ少なかれ増加しています。中でもシンガポールは2倍の成長で最大、トルコとオーストラリアは60%以上と急激な増加を見せました。2月と8月のトラフィック数、成長率の詳細は下の表の通りです。

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海外Amazonサイト:2020年2月のアクセス数:2020年8月のアクセス数:成長率

amazon.com:2.0b:2.5b:29%

amazon.co.jp:527m:592m:12%

amazon.de:455m:500m:10%

amazon.co.uk:362m:453m:25%

amazon.in:257m:281m:9%

amazon.fr:180m:212m:18%

amazon.es:138m:181m:31%

amazon.it:161m:176m:9%

amazon.ca:117m:169m:44%

amazon.com.br:51m:77m:51%

amazon.com.mx:38m:52m:37%

amazon.com.au:20m:34m:70%

amazon.ae:14m:20m:43%

amazon.nl:0.5m:11m

amazon.com.tr:4m:7m:75%

amazon.sg:2m:4m:100%

amazon.sa:0m:3m

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パンデミックの影響による買い物のオンラインシフトは、世界的な流れとなっていることが分かります。近い将来、パンデミック終息後も、変化した消費者の購買行動は完全には元に戻らないと見られています。この状況に乗じてEコマース分野では新しい技術が続々と登場しており、より快適にショッピングができることでさらに消費者をオンライン購買に引き付けているとも言えます。

 

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