アストロズがグリエルと契約延長 1年650万ドル+オプション1年

アストロズは日本時間9月30日、ユリ・グリエルとの契約延長を発表した。関係者によると、今回の契約は年俸650万ドル(+出来高)の1年契約で、2022年の契約は年俸800万ドルの球団オプションになっているという。「シーズンが終わる前に契約を延長できると思わなかった」と契約延長を喜んだグリエルの残留により、アストロズの内野陣は来季も同じ顔ぶれとなりそうだ。

ジェームス・クリックGMによると、グリエルはアストロズに残留することを希望していたようだ。「彼はこのチームでとても快適にプレーしているし、我々も彼がいてくれることでとても安心できる。先週くらいからやるべきことをリストアップして、グリエルとの契約延長もそのなかに含まれていたんだ」と相思相愛での契約延長となった。

現在36歳のグリエルは、今季57試合に出場して打率.232、6本塁打、22打点、OPS.658を記録。キャリアハイのシーズンとなった前年(打率.298、31本塁打、104打点、OPS.884)から大きく成績を落としてしまった。「期待外れのシーズンだったとは思っていない」とクリックはグリエルをかばったが、36歳という年齢を考えると来季以降どこまで数字を戻せるかは未知数だ。

アストロズは正二塁手のホゼ・アルトゥーベ、正三塁手のアレックス・ブレグマンと長期契約を結んでおり、正遊撃手のカルロス・コレアも来季はまだアストロズに保有権がある(2021年オフにフリーエージェント)。これにグリエルを含めた内野陣がポストシーズンでともにプレーするのはツインズとのワイルドカード・シリーズ第1戦が通算45試合目となったが、来季もこの4人が内野のレギュラーを務めることになるだろう。

なお、クリックは今オフにフリーエージェントとなる予定のその他の選手については言及を避けた。マイケル・ブラントリー、ジョージ・スプリンガー、ジョシュ・レディックという主力外野手たちの去就に注目が集まっている。

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