ジオリト快投&一発攻勢でWソックスが先勝 対左腕の無敗を継続

【ホワイトソックス4-1アスレチックス】@オークランド・コロシアム

2008年以来12年ぶりのポストシーズン進出となったホワイトソックスは、アスレチックスとのワイルドカード・シリーズ初戦にエースのルーカス・ジオリトが先発。今季アメリカン・リーグ唯一のノーヒッターを達成した男がポストシーズン初登板で6回までパーフェクトに抑える快投を披露し、チームを勝利に導いた。

ジオリトは6回裏に三者連続三振を奪うなど、6回まで走者を1人も出さず、打者18人をパーフェクト。7回裏先頭のトミー・ラステラにヒットを許し、完全試合達成はならなかったが、ポストシーズンの試合で6イニング以上をパーフェクトに抑えるのは史上5人目の快挙だった。

今季相手チームの先発投手が左腕の試合で14戦全勝だったホワイトソックスは、アスレチックス先発の左腕ヘスス・ルザードから2回表にアダム・エンゲルが1号ソロ、3回表にホゼ・アブレイユが1号2ランを放ち、3点を先制。ジオリトの快投が続くなか、8回表にはヤスマニ・グランダルが4番手のホアキム・ソリアから1号ソロを放ち、4点目を奪った。

7回まで無失点のジオリトは、8回裏に四球とヒットで無死一・三塁のピンチを招いたところで降板。2番手のエバン・マーシャルが内野ゴロの間に1点を失ったものの、マーシャルから3番手のアーロン・バマーに繋いでこのピンチを最少失点でしのぎ、3点リードの9回裏はクローザーのアレックス・コロメイが三者凡退で締めくくった。

ホワイトソックスは対左腕の今季無敗を継続し、8回途中2安打1失点の快投を見せたジオリトが1勝目(0敗)、コロメイが1セーブ目を記録。アスレチックスはわずか3安打と打線が振るわず、4回途中6安打3失点のルザードが敗戦投手(0勝1敗)となった。

© MLB Advanced Media, LP.