トラスタ 物販、飲食店で完全キャッシュレス化 30日から

クレジットカード、電子マネーなどに対応するマルチ決済端末(提供)

 V長崎は30日の第23節徳島戦から、ホーム戦開催時の物販、飲食店で完全キャッシュレス化すると発表した。現金の取り扱いを廃止。クレジットカード、電子マネー、QRコードなど主要28種類の決済に対応したマルチ決済端末を配備する。
 スタジアム内の完全キャッシュレス化は神戸に続いてJクラブ2例目。新型コロナウイルスの感染予防や運営効率化につなげる。
 チケット、グッズ、スタジアムグルメなど、スタジアム内のほぼすべてが対象。カプセルおもちゃ自販機「ガチャガチャ」も小銭投入型から新型機に改める。
 キャッシュレス決済の手段がない人は、スタジアム前に設置するプリペイドカード発行機で入手してもらう必要がある。飲み物の自販機やコインロッカーは従来通り現金も使える。
 2024年に長崎市幸町での開業を目指す長崎スタジアムシティでの採用を見据えた取り組み。クラブは「キャッシュレス決済ならではの便利で安心なサービスを提供する」と理解を求めている。

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