17年ぶりのポストシーズン マーリンズが2本塁打で逆転勝利

【マーリンズ5-1カブス】@リグリー・フィールド

2003年以来17年ぶりのポストシーズン進出となったマーリンズは、カブス先発のカイル・ヘンドリックスの前に6回までわずか2安打に封じられていたものの、1点ビハインドの7回表に2本のアーチで5点を奪い、5対1で逆転勝利。過去2度のポストシーズンでいずれも世界一になっているマーリンズがワイルドカード・シリーズの初戦を制した。

マーリンズ先発のサンディ・アルカンタラ、カブス先発のヘンドリックスがいずれも好投し、4回まで両軍無得点。5回裏二死からイアン・ハップが1号ソロを放ち、カブスが1点を先制したものの、試合はロースコアの投手戦となった。

マーリンズは7回表一死から連打で一・二塁のチャンスを作り、コリー・ディッカーソンがセンター左への1号3ランを放って逆転に成功。カブスはここでヘンドリックスを諦め、2番手のジェレミー・ジェフレスを投入したが、マーリンズはヘスス・アギラーに1号2ランが飛び出し、リードを4点に広げた。

アルカンタラは6回2/3を3安打1失点に抑える好投を見せ、2番手のリチャード・ブライアーが打者1人を抑えたあと、8回裏を3番手のイミー・ガルシア、9回裏をクローザーのブランドン・キンツラーが無失点に抑えて試合終了。マーリンズが地区シリーズ進出に王手をかけた。

勝利投手はカブス打線をハップのソロ本塁打による1点のみに抑えたアルカンタラ(1勝0敗)。6回まで無失点ピッチングを続けたヘンドリックスは7回表に痛恨の逆転弾を浴び、敗戦投手(0勝1敗)となった。

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