レイズが柳賢振を攻略 2連勝で地区シリーズ進出が決定

【ブルージェイズ2-8レイズ】@トロピカーナ・フィールド

球団史上初のワールドシリーズ制覇に向けて、アメリカン・リーグ最高勝率のレイズがまずは第1関門のワイルドカード・シリーズを突破した。ブルージェイズ先発の柳賢振(リュ・ヒョンジン)を攻略して8対2で快勝し、2連勝でワイルドカード・シリーズを突破。地区シリーズではヤンキース対インディアンスの勝者と対戦する。

レイズは初回に連打で一死一・三塁のチャンスを作り、ヤンディ・ディアスは空振り三振に倒れたものの、マニュエル・マーゴのタイムリーで1点を先制。2回裏は無死一塁からマイク・ズニーノが1号2ランを放ってリードを3点に広げると、二死一・二塁から遊撃ボー・ビシェットのエラーで満塁となり、ハンター・レンフローがレフトへの1号グランドスラムを放って柳をノックアウトした。

先発のタイラー・グラスナウが3回表先頭のダニー・ジャンセンに1号ソロを浴びて1点を失ったものの、3回裏一死一塁からランディ・アロサレーナがタイムリー二塁打を放ち、すぐさま1点を追加。グラスナウは5回表先頭のジャンセンに2打席連続の一発を浴びたが、6イニングをこの2失点だけに抑え、最後の3イニングは3人のリリーバーが無失点に抑えた。

グラスナウが6回86球を投げて被安打6、奪三振8、与四球1、失点2の好投で勝利投手(1勝0敗)となり、柳は2回途中8安打7失点(自責点3)で敗戦投手に(0勝1敗)。なお、レイズの筒香嘉智はブルージェイズの先発が左腕の柳だったためベンチスタートとなり、最後まで出場機会はなかった。

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