医療従事者らへのメッセージ 長崎市が応援募る

 長崎市の田上富久市長は9月30日の定例記者会見で、新型コロナウイルス対策に従事している医療従事者らに向けた応援メッセージを市民に募集すると発表した。市のホームページ(HP)や同市浜町のアーケードなどで随時公開する。
 差別や誹謗(ひぼう)中傷を防ぎ、市全体でコロナ禍を乗り越える機運を高める狙い。メッセージは30文字程度。市民に感染予防などを呼び掛けるメッセージも募る。市HPのほか、郵送やメール、会員制交流サイト(SNS)で10月末まで受け付ける。
 田上市長は、6月から9月末までの予定だった市内17観光施設の市民向け無料開放を、来年3月末まで延長すると明かした。観光を楽しみながら回遊してもらい、飲食業などへの応援や消費の底上げにつなげる。
 10月1日から国の観光支援事業「Go To トラベル」に東京都も加わる。長崎市では8月末から約1カ月間、新型コロナウイルスの新規感染者が出ておらず、田上市長は「観光客が戻ることを期待している。油断すると広がる可能性が大きいので、感染させない行動をとってほしい」と呼び掛けた。

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