【MLB WCシリーズ】田中将大、地区シリーズ進出に「仲間に助けられた」 試合後の一問一答

ワイルドカードシリーズでの敵地インディアンス戦に先発登板したヤンキース・田中将大【写真:AP】

強い風雨の中で初回に4失点「自分の力が及ばなかった」

■ヤンキース 10-9 インディアンス(WCシリーズ・日本時間1日・クリーブランド)

ヤンキースの田中将大投手は9月30日(日本時間10月1日)、敵地で行われたインディアンスとのワイルドカードシリーズ第2戦に先発し、5回途中6失点で降板した。初回にいきなり4点を失い、勝敗はつかず。チームは6時間超えの死闘を逆転勝ちで制して地区シリーズ進出を決めた。

天候不良の影響で40分ほど遅れて始まった一戦。田中は33分間の中断を挟んだ初回にいきなり4点を奪われた。2回以降立ち直ったものの、2点リードとなった5回に二塁打と四球で無死一、二塁のピンチを招いたところで降板。2番手のグリーンが同点に追いつかれて田中は4回0/3を投げて5安打6失点という内容だった。

試合後の田中将大の一問一答は以下の通り。

――初回コンディションは?
「新しいボールに変えてもらっても審判の手を離れて僕のところに届くときにはべちゃべちゃでとても投げられる状態じゃなかったです、ボールは」

――初回の途中には雨で中断した。
「僕自身はゲームから離れたわけではないので、次どうアウトを取るか、気持ちをニュートラルに持って、ゲーム中はいましたけど、今振り返るとクレイジーな状況ではあったと思います」

――難しい状況だった。
「神経使わないといけない部分はたくさんありましたし、ただでさえ、いいチーム相手に投げているわけですから、厳しい状況ではありました。そこでしっかり抑えられなかったのは自分の力が及ばなかったところだと思います」

――2回以降は踏ん張った。
「なんとかゲームをこれ以上壊してチームの勝つチャンスを摘んでしまってはダメだと思ったので工夫修正しながら2回以降はいった。2、3、4(回)は粘れましたけど、最初と最後は締まらずだったので後味は相当悪いですね」

――チームは逆転勝ちして地区シリーズ進出を決めた。
「今日は仲間に助けてもらいましたし、こういう中で勝って次に進めるということなんで、やり返したい。しっかり今日の投球だったりを振り返って次の登板に備えていきたいですね」(Full-Count編集部)

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