アスレチックス逆転勝利 2勝1敗で地区シリーズ進出を決める

【ホワイトソックス4-6アスレチックス】@オークランド・コロシアム

アメリカン・リーグのワイルドカード・シリーズで唯一第3戦までもつれたホワイトソックスとアスレチックスの対戦は、アスレチックスが6対4で逆転勝利。西部地区の覇者が2勝1敗で地区シリーズ進出を決めた。アスレチックスはツインズを破ったアストロズ(西部地区2位)と地区シリーズで対戦する。

試合はホワイトソックスがデーン・ダニング、アスレチックスがマイク・ファイアーズの先発で始まったが、デニングが1回途中、ファイアーズが2回途中で降板し、両軍とも多数のリリーバーを投入する総力戦に。ホワイトソックスは2回表にルイス・ロバートの特大1号ソロで先制し、3回表にはロバートのタイムリーとノマー・マザーラのタイムリー二塁打でリードを3点に広げた。

しかし、アスレチックスは4回裏二死一塁からショーン・マーフィーが1号2ランを放ち、反撃を開始。さらに二死満塁とチャンスを広げると、マーク・キャナとマット・オルソンが二者連続で押し出し四球を選び、逆転に成功した。

ホワイトソックスは直後の5回表にマザーラのタイムリーで同点に追い付いたが、アスレチックスは5回裏に二死満塁のチャンスを迎え、チャド・ピンダーのタイムリーで2点を勝ち越し。6回以降はホワイトソックスに得点を許さず、最後は前日の試合で49球を投げたクローザーのリアム・ヘンドリックスが3つのアウトをすべて三振で奪う力投を見せ、試合を締めくくった。

アスレチックスがポストシーズンのシリーズを突破するのは2006年の地区シリーズ(ツインズに3連勝)以来14年ぶり。アスレチックス3番手のフランキー・モンタスが勝利投手(1勝0敗)、ホワイトソックス7番手のエバン・マーシャルが敗戦投手(0勝1敗)となり、ヘンドリックスに1セーブ目が記録された。

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