長崎歴文博と2大学が連携 学生ら特典、無料観覧など

認定式に出席した(右から)湯口学長、水嶋館長、粟屋理事長=長崎市、長崎歴史文化博物館

 長崎市立山1丁目の長崎歴史文化博物館(水嶋英治館長)と大学などが連携を図る「キャンパスメンバーズ」制度が始まり、メンバー校になった2大学への認定式が1日、同館であった。
 同館に親しんでもらい、長崎の歴史文化に触れる場を提供する目的。対象は大学、短大、専修学校。学校側が年会費を払ってメンバー校になると、学生や教職員が同館の常設展や主催企画展を無料で観覧できるなどの特典がある。
 認定式には長崎外国語大の粟屋曠理事長、活水女子大の湯口隆司学長が出席し、水嶋館長が認定証を手渡した。水嶋館長は「これだけの資料があるのに大学生はほとんど来ない。どんどん使ってもらいたい」と話した。
 粟屋理事長は「従来から留学生を同館に連れてきていたが、より一層活用して、長崎のことを理解してほしい」、湯口学長は「学科のカリキュラムの中でも博物館を活用できると分かった。うまく交流したい」とそれぞれ期待を述べた。

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