パドレスが一発攻勢で逆転勝利 タティスJr.&マイヤーズが2本塁打

【カージナルス9-11パドレス】@ペトコ・パーク

負ければ敗退が決定するパドレスは、最大4点をリードされる苦しい展開となったものの、試合後半の一発攻勢で逆転勝利。11対9でカージナルスを破り、シリーズの決着は明日の第3戦に持ち込まれた。パドレスのフェルナンド・タティスJr.とウィル・マイヤーズがそれぞれ2本塁打を記録。ポストシーズンで同一球団の2選手が2本塁打を放つのは、1932年ワールドシリーズのベーブ・ルースとルー・ゲーリッグ(ヤンキース)以来の快挙となった。

カージナルスがアダム・ウェインライト、パドレスがザック・デービースの先発で始まった一戦は、この試合がポストシーズン通算100試合目の出場となったヤディアー・モリーナのタイムリーでカージナルスが初回に1点を先制。2回表にはハリソン・ベイダーとコルテン・ウォンの1号2ランで3点を追加し、リードを4点に広げた。

パドレスは4回裏に2点を返したが、カージナルスは6回表にデクスター・ファウラーのタイムリー二塁打などで2点を奪い、再び4点をリード。しかし6回裏、ここまで要所で抑えられていたフェルナンド・タティスJr.に1号3ラン、マニー・マチャドに二者連発となる1号ソロが飛び出し、パドレスが一気に同点に追い付いた。

さらに7回裏、パドレスはウィル・マイヤーズが勝ち越しの1号ソロを放ち、タティスJr.にも2打席連発の2号2ランが飛び出して3点をリード。8回表にベイダーとウォンの犠飛で1点差に迫られたが、8回裏にマイヤーズが2打席連発の2号2ランを放ち、再びカージナルスを突き放した。

カージナルスは9回表先頭のポール・ゴールドシュミットの2号ソロで1点を返し、さらに無死一・二塁のチャンスを作ったが、後続3人が倒れて試合終了。パドレスが11対9で4時間19分に及ぶ熱戦を制し、対戦成績を1勝1敗とした。勝利投手はパドレス7番手のエミリオ・パガーン(1勝0敗)、敗戦投手はカージナルス6番手のダニエル・ポンセデレオン(0勝1敗)。パドレス9番手のトレバー・ローゼンタールに1セーブ目が記録された。

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