守ろうガイドライン コロナ感染拡大予防 長崎県内 駅伝シーズン開幕

長崎市中学駅伝女子1区で一斉に走りだす選手たち=長崎市総合運動公園かきどまり陸上競技場

 長崎県内各郡市町の中学駅伝が1日、長崎市、島原市、新上五島町を皮切りに始まった。各郡市中学校体育連盟が作成した「新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドライン」に準じて迎えた号砲。無事に駅伝シーズンを“完走”するため、主催者は来場者にルールの順守を求めている。
 長崎市中学駅伝会場の市総合運動公園。開閉会式は行わず、来場者は体調記録表を大会本部に提出した。応援の保護者は各校の登録選手数と同じ人数に制限。中継所や陸上競技場のスタンドなどを避けた所定の位置で、ADカードやマスクをつけて拍手を送った。
 各郡市町によって多少の差はあるが、ガイドラインに沿って開催していく方針。許可なく来場するなど規則が守られなければ、大会運営や今後予定されている他の大会に支障を来す可能性もある。
 中学駅伝は8日まで各郡市町大会、11月5日に県大会が開かれる予定。県中学校体育連盟の原田誠理事長は「子どもたちのために何とか大会を開きたいと思っている。ご迷惑をかけるかもしれないが、安全に運営するためにガイドラインを守ってほしい」と呼び掛けている。
 県高校体育連盟によると、県高校駅伝は11月6日に例年と同じ雲仙・小浜マラソンコースで開催する予定で準備を進めている。コロナ対策として、5日の開会式、レース後の閉会式は規模を縮小し、沿道での応援自粛などを呼び掛ける方針。
 12月の全国高校駅伝(京都)開催可否は、今月上旬に判断される見込みだが、11月に熊本県で行われる予定だった九州高校駅伝は中止が決まっている。

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