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 (株)川上製菓(TSR企業コード:320430200、法人番号:9040001047573、八街市八街い214-3、設立1975(昭和50)年9月、資本金1000万円、川上一明社長)は9月30日、事業を停止し、事後処理を井上玲子弁護士(大空法律事務所、東京都港区赤坂3-4-3、電話03-5797-7511)に一任した。
 負債は現在調査中。

 1937年9月に創業した老舗の和洋菓子メーカー。地元・八街市の名産品である落花生を利用した「ピーナッツせんべい『福錦』」や「ピーナッツサブレ」「落花大名」は千葉銘菓として高い知名度を有していた。
 しかし、近年は商社向け、百貨店向け販売ともに受注が伸び悩み、業績は低迷。設備投資の際に導入した多額の借入金の返済負担も重く、余裕のない資金繰りに陥っていた。
 さらに2020年に入り、「新型コロナウイルス」感染症拡大の影響で業績はさらに悪化。業績回復の見込みが立たず、取引先に対する債務弁済も困難な状況に陥ったことから、事業継続を断念した。

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