男の隠れ家こっそり作る MTA従業員3人を停職 <マンハッタン>

MTAのキャロリン・ポコニー監察長官は先月24日、MTA従業員3人がマンハッタン区グランドセントラル駅構内に「男の隠れ家」を秘かに作っていたことが発覚したと発表した。同日付NBCニューヨークが伝えた。

従業員3人はそれぞれ、配線工と大工職長、電気工職長。同駅のメトロノース鉄道のプラットフォーム下の倉庫を改造して、ソファベッドやテレビ、運動器具、冷蔵庫などを設置していた。改造は秘密裏に行われ、同駅の管理責任者らもその存在を知らなかったという。

同長官は、「マンハッタンの一等地にくつろぐための部屋を持つのは、多くの市民が夢見ることだろうが、この従業員らはMTAの資源を利用して自分たちのための隠れ家を作り、乗客の費用で維持してきた」と述べた。

メトロノース鉄道の警備担当者は、「隠れ家」の鍵を持たず、秘密の部屋について複数の苦情を受けた同長官事務所が調査を行い、発覚に至った。

従業員3人は懲戒処分を受け、無給停職となった。

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