長崎県の西彼長与町立高田中(今井正志校長)の生徒でつくる“株式会社”「高献(こうけん)」の梅干しが完成し、9月27日の学校祭で来訪者に販売したほか、株主に配当として配った。
「高献」はキャリア教育の一環として現在の2年生が昨年12月に設立した。生徒たちは「経営企画部」「経理部」「商品部」「広報部」のいずれかに所属。保護者ら株主の出資金を元手に校内で取れる梅を使った商品の開発、製造を手掛けた。
梅干しは同社の主力商品で“新入社員”の1年生が地域の人の指導を受けて製造。「うめぇ梅(ばい)」と名付け、約320パック(1パック約10粒入り、300円)を完売。ほかに梅干しのシソで作った新商品「おいしそふりかけ」(100円)も販売した。売り上げは地域のために使うことにしており、11月の株主総会に諮る。
経営企画部の海端優華さん(13)=2年=は「値段設定など各部の調整が難しかった。計画にないアイデアがどんどん浮かんで、時間が足りなかった」と話した。
生徒でつくる“株式会社”「高献」が梅干しを販売
- Published
- 2020/10/02 23:35 (JST)
- Updated
- 2020/10/03 12:33 (JST)
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