コロナ禍で初のオンライン開催“ゆうばり国際映画祭“支えるのは夕張市民

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夕張市で行われる「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭」は、新型コロナウイルスの影響で、30回目を迎える2020年、はじめての無料オンライン開催となりました。

映画祭を支え続けた30年...たくさんの人とのつながりが宝物

開会式の様子は、夕張からインターネットで配信されました。
映画「幸せの黄色いハンカチ」のロケ地に陽が沈むころ、集まった50人ほどの夕張市民。その中に、ゆうばり国際映画祭を1回目から支えてきた市民のひとり、小川実千代さんの姿がありました。

小川さんは、父の理髪店時代から数えて70年ほど、夕張で店を営んできました。毎年、東京などから映画祭に来るゲストとの交流を大切に深めてきました。

豊川悦司さん、草刈正雄さん、高倉健さん…夕張を訪れたゲストとの写真を眺めながら、楽しそうに話す小川さん。十数年前から映画祭で司会を務める笠井信輔アナウンサーとも懇意になりました。
小川 実千代さん:「居酒屋さんではないけど、ウチの2階は酒場になって。映画祭の時は、笠井さんも素で来られるウチを夕張の”実家”と。(今年は映画祭は)無くなるのかな?と、オリンピックも出来ないのに映画祭なんてと思ってたが、ウェブ開催に…」

小川 実千代さん:「私なんて夕張から出た事のない人間ですが、すごくたくさんの人との繋がりが出来た。夕張を愛してくれる、夕張来て良かった!という人が増えてそれを見るのが私は幸せだった、この30年間」

時代に負けないたくましさあふれる夕張...30年間続けられたのは夕張の“誇り”

笠井 信輔 アナウンサー:「夕張のみなさ~ん!中継です、こんばんは!もしかして小川さん、いらっしゃる?」

小川 実千代さん:「笠井さ~ん、お元気になられて良かったね~。来年は夕張で会いましょう!」

夕張市民:「こういうのは今までない事ですからこれも別の楽しみだったんじゃないですか」

夕張市民:「時代にのったような、逆に。この方がたくさんの方が見られていいかなと」

小川 実千代さん:「(市が財政)破綻してからはお金の面で縮小されてきたけれど、でも30年間続けて来られたのは夕張の”誇り”です」

炭鉱閉山も、財政破綻も乗り越えた夕張は、時代に負けないたくましさにあふれています。